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2024.10.29
入居者さんが勝手に業者に修理依頼!?
ごくまれにですが、入居者さんが室内の設備に不具合があったからと言って、勝手に業者に修理依頼をしてしまうことがあります。
設備に不具合があれば修理や交換をするのは当然ですが、問題は、入居者さんが「勝手に」大家さんの知らない業者に修理依頼してしまったということです。
※その他入居中の注意点はこちらから
設備関係に不具合が生じた場合は、まずは報告を!
まずは、大前提として賃貸物件の設備は大家さんの物です。そして、その設備に不具合が生じれば大家さんは修理等行う義務を負います。
入居者さんには設備関係に不具合が生じた場合は、大家さんに報告をする義務があります。
つまり、設備関係に不具合が生じた場合は、借主さんが大家さんや管理会社(不動産会社)に報告をし、それを受けて大家さんが業者などを手配して修理などを行うことなります。
なので、原則としては、大家さんが業者を手配して修理を行いますので、入居者さんが勝手に報告なしに業者を手配することはNGです。勝手に業者を手配した場合は、大家さんを通して修理すれば大家さん費用でやってくれたものの、入居者さんの自腹になること原則です。
最近では、特に水回り関係の業者に多いのですが、ネットに書かれている料金以上の高額な料金を請求、さらにはほとんど応急処置程度といった詐欺まがいな業者が増えています。
大家さんとしては、知っている業者に手配すれば〇〇円で済むところを、入居者さんが勝手に業者を呼んで倍近い金額を請求され、その金額を入居者さんから請求されたら、どう思いますか。
緊急で連絡が取れない場合
不具合の内容によっては、例えば、水漏れが起きて止まらない、このまま数分間放置したら下階まで影響が出そうだなど、緊急を要することもあります。大家さんや管理会社(不動産会社)にすぐに連絡が取れればいいのですが、真夜中で連絡が取れなかったり、大家さんとなかなか連絡が取れなかったり、管理会社(不動産会社)に連絡しても定休日だったりすることもあるかもしれません。
こうした緊急の場合で連絡が取れなければやむをえませんので、入居者さんで業者を手配して応急処置をしてもらうほかありません。ただし、必ずすぐに事後報告をするようにしてください。
※水漏れが止まらないときの対処方法としては、
マンションの場合は、玄関横にあるPS内ある水道の元栓を止める
アパートの場合は、外にある水道の元栓を止める
緊急でもないのに、例えば、浴室の排水が詰まって水が流れないといったときは、必ず大家さんや管理会社(不動産会社)に報告しなければなりません。
まとめ
賃貸物件の設備に不具合が生じた場合
・大家さんか管理会社(不動産会社)に連絡をすること。
・設備の不具合は大家さん指定業者で行う。
・連絡をせずに勝手に業者を手配した場合、原則入居者負担になる。
・緊急なのに連絡がつかない等やむを得ない場合はあり、この場合は必ず事後報告をすること。