Topics&Blog

HOMETopics&Blog > 「賃貸物件の初期費用を抑える方法」の実情
2023.11.28

「賃貸物件の初期費用を抑える方法」の実情

初期費用を抑える方法の実情
 有名ポータルサイトのお役立ち記事などで、「初期費用を抑える方法」といった見出しをよく見かけます。

 誰もがなるべくお金はかけたくないものです。
 ポータルサイトに書かれている「初期費用を抑える方法」には色々ありますが、どれもこれも現場目線から見るとハテナマークが付きます。
 そこで、賃貸物件の「初期費用を抑える方法」の実情を不動産会社目線で解説していきます。


賃貸物件の初期費用とは

 これから賃貸物件をお探しの方に知っておいていただきたいのは、賃貸物件では、物件ごとに初期費用はほぼ決まっています

 賃貸物件の初期費用とは、前家賃、前管理費(前共益費)、敷金、礼金、仲介手数料、保証会社保証料、火災保険、鍵交換費、などです。

 こうした初期費用はほぼ決まっているので、初期費用を抑えるにはあとは金銭的な交渉ということになるのでしょう。礼金をなしにしてくれませんか、家賃を少し下げてくれませんかなどなど。

 しかし、この金銭的な交渉はあまりお薦めできません。ある程度言ったもの勝ちみたいな部分はあるので聞いてみるのはいいのですが、頑張りすぎると大家さんに不安を抱かせることになり、断られることにもなりかねません。




初期費用を抑える方法とは?

 上記のように、金銭的な交渉をなるべく控えるのであれば、初期費用を抑える方法とは一体何なのか?
 ポータルサイトでは色々なことが書かれていますが、現場にいる私からすれば、あらかじめ初期費用を削る条件を指定していくしかないと思っています。

 あらかじめ、「礼金なし」、「敷金なし」、「仲介手数料なし、50%」、「フリーレントあり」などの条件を指定するのです。
 こうすれば、初めから初期費用を抑えることができます。

 ※仲介手数料なしの場合は、その他の費用がかかる恐れがあるので要注意です。
  詳しくはこちら ⇒「仲介手数料50%の罠⁉

 ただ、大きなデメリットがあります。
 初期費用を抑えるための条件を指定すると、賃貸物件の数はかなり限られてきます。そもそも人気がある物件は、初期費用を抑えることはしません。初期費用が削られている物件は何とか空室を埋めようとするために始めから初期費用を削っている可能性が高いです。つまり、自分が気に入るようないい物件にはなかなか巡り合えない可能性が高くなります

初期費用を抑えることばかり重視すると

 自分の気に入る賃貸物件を探したい、間取りや環境、設備などを重視したいという方は、初期費用を抑えることを考慮せず、賃貸物件を探すことをお薦めします
 
 間取りや設備は別に何でも大丈夫というのであれば、初期費用を抑えることを考慮するのもいいでしょう。

 このように、賃貸物件を探す際には、何を重視するかによって、初期費用を抑えることを考慮すべきです。お気に入りの物件を探すためには条件をなるべく広げることです。初期費用を抑えることばかり重視すると、自分の気に入る賃貸物件はなかなか見つからなくなります。

 

さぎ沼商店会画像
ピタットハウス画像
Facebook画像
インスタグラム画像
Twitter画像

お見積り・お問合せ
有限会社 大倉商事街並み画像
to top