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2024.08.25
台風が来る前の備え
ここ近年、「超大型の台風」、「災害級の台風」が次から次へと発生し全国各地に被害が出ています。
そのたびに、何十年に一度という単語が出ている気がします。
今後、何十年に一度ではなく、毎年のように「超大型の台風」、「災害級の台風」が次から次へと襲ってくる可能性があるような気がします。
河川の氾濫、土砂崩れなど大きな被害がなかったとしても、物が飛んできてガラスが割れたり、停電したり、物が倒れたりと様々な被害にあわれている方も多いかと思います。
そこで、台風が来る前の備えをご紹介します。
ライフライン停止時のための備え
まずは、ライフラインが停止した場合の備えです。
水が止まってもいいように浴槽に水を貯めておく、ガスが使えなくなっても調理できるような非常食の用意、停電した場合に備えて懐中電灯の用意、充電器の用意などは、一般的に言われていることです。
台風なのに水が止まるの?と不思議に思う方も多いかと思います。
これは特に集合住宅にあり得ることで、受水槽を使っている集合住宅ではこの受水槽の電気システムが浸水などにより停止することがあり、そうすると水が使えなくなってしまうのです。
2019年に台風により多摩川が氾濫して、武蔵小杉のタワーマンションが浸水しました。その時、タワーマンションが停電したり、トイレが使えなくなったりということがありました。
また、台風の場合は、3日分の非常食があればいいと言われているので、食料と飲料水を家族の3日分を用意しておくと安心です。
飛来物の防止、排水溝などのゴミの除去
集合住宅での台風による被害はほとんどが強風によるものです。
ただ、強風によって窓ガラスが割れることはそうそうありません。窓ガラスが割れる原因は強風による飛来物です。その飛来物も遠くから飛んできた物よりも、周りに置いてある物がほとんどです。
なので、台風が来る前には、ベランダ、バルコニーに物を置かないことです。普段からベランダやバルコニーに何かを置いている方は、台風前にはベランダやバルコニーから物を全て引き上げるようにしましょう。ベランダやバルコニーには物を置かないことです。
物を片づけるついでに、ベランダやバルコニーに排水溝、排水口のゴミを取り除いておきましょう。ベランダやバルコニーで排水が行われず水が溜まると、下階への雨漏りの原因となります。
また、ガラスが割れたときにガラス片が飛び散らないように養生テープや飛散防止シールを貼るのもいいでしょう。最低でもカーテンは閉めておくようにはしましょう。カーテンを閉めておくだけでもガラス片の飛散防止になります。
ガラスに養生テープを貼ることは意味がないという旨の記事を見たことがあります。しかし、ガラス片を少しでも飛び散らないようにするには効果的ではないかと個人的には思っています。
ハザードマップなどをしっかりと確認
1階に住んでいる方は、ハザードマップで内水、浸水地域をしっかりと把握しておきましょう。そして、あらかじめ家族とどこに避難するかを決めておきましょう。
浸水地域等に指定されているようであれば必ず備えをしておくことはもちろんですが、浸水地域でなかったとしても、最近では日本全国各地で浸水地域に指定されていなくても局地的な豪雨により浸水してしまう地域が増えています。こうしたことを考慮して備えをしておくことをお薦めします。
災害はいつ起こるか分かりません。会社の出勤中、学校に登校中などに災害が起こるかもしれません。災害が起これば携帯など使えなくなり家族などと連絡が取れなくなるかもしれません。いざというときのために家族で避難場所を決めておくことは大事です。
今回の台風が来る前の備えは、私個人的な備えです。行政のサイトや気象庁のサイトでもこうした内容の記事があり、もっと詳しく記載されています。
必ず、こうしたサイトを確認して、台風などの災害にに備えるようにしておいてください。