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2023.11.24
A不動産会社で審査が通らなかったからB不動産会社へ行ってみた
ごくまれにですが、「A不動産会社で〇〇マンションの審査が通らなかったから、B不動産会社へ行ってみよう」と考える方がいらっしゃいます。
残念ながら、審査が通らなかった物件に関しては、どの不動産会社へ行っても同じことです。
これは、賃貸物件を借りるまでに関わる不動産会社の役割というものをご理解できていないからです。普段から不動産会社に関わっていない一般の人から見れば知らないのは当然のことです。私もこの業界に入ってようやく理解したことですから。
そこで今回は、賃貸物件に関わる不動産会社について説明します。
賃貸物件に関わる不動産会社の役割
賃貸物件に関わる不動産会社は、仲介会社、管理会社、元付会社に分けられます。それぞれ役割が異なっています。
仲介会社:物件を紹介して契約までのお世話をする会社。
元付会社:大家さんから委託を受けて契約等の手続きを行う会社。
管理会社:大家さんから委託を受けて契約等の手続きや入居者対応など物件の管理を行う会社。
賃貸物件を探すことから賃貸物件の退去までの流れの中で見ると、物件探しから契約前までは仲介会社、契約は元付会社・管理会社、入居後から退去までは元付会社・管理会社が役割を担うことになります。
なので、賃貸物件を探すことから賃貸物件の退去までの間に、多くて3つの会社と関わることもあります。当然ながらこれらを全てやっている不動産会社も多いので、探すことから退去までに1つの不動産会社のみ関わることもあります。最も多いパターンとしては、仲介会社と管理会社の2社と関わるパターンです。
入居審査は元付会社か管理会社で行わる
以上のように、大家さんから任されている不動産会社は元付会社か管理会社となり、入居審査は大家さんから任されている元付会社・管理会社で行われるのです。
例えば、A不動産会社(仲介会社)へ行って、〇〇マンションの内見に行き、申込みをするとします。
この〇〇マンションはX不動産会社(元付会社・管理会社)が大家さんから任されています。なので、この申し込みは、〇〇マンションの大家さんに任されているX不動産会社(元付会社・管理会社)にすることになります。
そして、元付会社・管理会社で保証会社や大家さんの審査が行われます。
一度審査がダメなら次の物件へ
つまり、〇〇マンションの審査が通らなければ、その後、B不動産会社やC不動産会社とどの不動産会社へ行って申込みを入れたとしても、結局のところ、〇〇マンションの審査は全てX不動産会社で行われるので、もう審査は通りません。
以上、入居審査の承認が通らなければ、その物件は諦めて次の物件を探すようにしてください。
ただ、念のため追記しておきますが、入居審査の承認が通らなかった保証会社の種類によっては、次の物件もあぶないかも・・・。
一度審査が通らなかったら、自分の事情をしっかりと不動産会社に相談しながら、物件を探すようにしてください。