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2023.05.06
仲介手数料50%の罠!?
賃貸物件を契約するとき、仲介手数料というものが必要となることがほとんどです。この仲介手数料というものは、だいたい賃料の1ヶ月分+消費税の費用がかかることがほとんどです。
ただ、この仲介手数料を50%(半額)と謳っている不動産会社もあります。
半額はかなりお得ですよね。
ただし、ここには落とし穴もあります。
仲介手数料が半額だからといって、この不動産会社で申し込みをすると、実は、仲介手数料は半額だけど、トータルで見るとお得になっていないことが多々あります。
仲介手数料とは
仲介手数料とは、簡単に言えば、賃貸物件を紹介して契約までお世話をしてくれた不動産会社に支払う手数料のことです。
この仲介手数料は、最大で賃料の1ヶ月分+消費税までとされています。
つまり、「最大で」賃料の1ヶ月分+消費税なので、極論すると、仲介手数料は賃料の1ヶ月分+消費税以下ならいくらでもいいわけで、不動産会社次第ということになるわけです。
仲介手数料50%(半額)にする理由はいくつかあります。
大手仲介不動産会社でお客さんが多いから、大家さんから手数料をもらうから、などなど。
仲介手数料を50%(半額)にできるわけ
仲介手数料50%(半額)を謳っている不動産会社は、ほとんどが仲介会社です。
仲介会社とは、物件を紹介して契約までお世話をする専門の会社で、大家さんとの直接交渉は元付会社(大家さんから物件を預かっている不動産会社、管理会社とも言います)が行います。
賃貸物件の契約までの流れとしては、物件を紹介して契約までお世話をするのが仲介会社で、契約書を作成したり、大家さんと直接やり取りしたり、実際に契約をするのが元付会社となります。
つまり、仲介会社は、大家さんから手数料をもらうことより、どれだけお客さんを紹介できるかが売り上げに影響してくるわけです。なので、サービスをしてお客さんを増やしたいわけです。
※「仲介手数料無料」について
仲介手数料無料と謳っている場合もあります。これは、大家さんが心底部屋を埋めたいという場合が多いです。また、不動産会社自身が貸主の場合もあり、この場合は仲介手数料を取ってはいけないから当たり前のことです。
仲介手数料50%(半額)は本当にお得!?
こうして、仲介会社は仲介手数料を50%(半額)にするわけですが。
実は、仲介会社が仲介手数料仲介手数料を50%(半額)にする理由が他にもあります。
仲介手数料をサービスするかわりに、仲介手数料以外の費用をお客さんからいただいているのです。
賃貸物件を借りるときに、抗菌、消臭、防虫などといった作業費用(その他のサービスにかかる費用)、いわゆる付帯商品が契約金の中に含まれていた経験はありませんか?
ちなみにですが、弊社の場合は、抗菌、消臭、防虫などといった作業費用(その他のサービスにかかる費用)、いわゆる付帯商品の費用はお客様から一切いただいたことはありません。
弊社の賃貸物件に入居する前に、他の仲介会社にお世話になっていた場合、こうした付帯商品の費用がかかった方もいらっしゃるかと思います。
これは、仲介会社が行っていることで、弊社とは一切かかわりがない作業です。
弊社に直接お問い合わせいただき、契約して入居した方たちは、この付帯商品の費用はかかっていません。
このいわゆる付帯商品などで、仲介手数料の50%(半額)を補填する仕組みになっているわけです。
なので、仲介手数料が50%(半額)だからといって、総合的にみると、実はそれほどお得になっていない場合があるのです。場合によっては、お得どころが損している場合もあるかもしれません。
まずは見積書をもらって確認しましょう
大手仲介会社で物件探しをしてもらうときは、物件を見に行く前に、まずは見に行く賃貸物件の契約時に必要な費用の見積書をもらうといいでしょう。
その中に、自分にとって不必要な付帯商品がどれだけあるか、この付帯商品の費用の合計が賃料の半月分を超えているか、などを総合的に判断してみてください。
不必要な付帯商品の費用が、賃料の半月分を超えているようでしたら、仲介手数料を半額にしている意味がなくなります。
ただし、注意していただきたいのは、内見前に見積書をもらうことです。内見までしてから別の不動産会社で同じ物件を紹介してもらおうというのはやめていただきたいのです。不動産会社では、これを横取りという形になってしまいますので、あまり気分がよくありませんので。