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　むかしむかし、といっても10何年ぐらい前ですが、カビ防止のために「珪藻土」という素材が流行ったとか流行っていないとか。

　この「珪藻土」もちゃんとした管理をしないと面倒なことになることがよくわかりました。

　通気をよくしないと珪藻土が吸った水分が溜まってしまいカビの原因となることも。また、汚れが付着するとクロスに比べて拭き取りが困難に。さらに、珪藻土が削れてしまうことも。

　川崎市宮前区小台にある3LDKのファミリー物件のある部屋に、この「珪藻土」の壁があります。

　珪藻土にカビが発生してしまっていて、さらにクリーニングでは落ちない汚れがそこそこに。そして、削れていしまっている箇所もそこそこに。

　そこで、「珪藻土」にした壁をもとに戻すことにしました。

　ただ、珪藻土を全部剥がして、元の壁に戻すというのは、これがなかなか費用のかかるものです。

　そこで、少しだけ壁をふかして、新たな壁をつくることにしました。

　写真の金属部分はその枠組みになります。この枠組にボードを貼って壁を作っていきます。

　壁をふかす分、少しだけ部屋が狭くなってしまうのが難点ではありますが、しっかりとして断熱状況を作り出すメリットもあります。

　少しだけ部屋が狭くなるということで、和室を洋室に変更もします。

　3LDKですが、LDKと洋室（元和室）の間は、3枚引戸にして、2LDKとしても使えるようになります。

　ちなみに、キッチンもシステムキッチンに交換予定です。