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2023.12.15
すでに申し込みが入って内見できない！などの募集情報に対する不満
賃貸物件は、様々なサイトで紹介されています。
物件概要として、条件、設備情報、近隣情報など様々な募集情報が掲載されています。
ところが、この募集情報と実際の物件情報が異なっていることがたまにあります。
情報と実際とが異なれば、ユーザーさんがお怒りであり、不満であることは当然です。
最も多いのは、「すでに申し込みが入って内見できない！」です。
このことについて、言い訳というか説明というか、裏事情をお話しします。
「インターネットに掲載されている募集情報と実際の異なっていた際に不満を感じること」ランキング
賃貸物件検索サイトの「CHINTAI」さんで、「インターネットに掲載されている募集情報と実際の異なっていた際に不満を感じること」をランキングしていました。
※賃貸物件を探したことのある20～39歳までの男女1,107人対象
1位 すでに申し込みが入っていて内見できない物件だった
2位 募集情報の家賃が実際と異なっていた
3位 募集情報の敷金、礼金、共益費が実際と異なっていた
4位 間取図が実際と異なっていた
5位 募集情報の必須費用の記載がなかった
6位 物件から駅までの徒歩分数が実際と異なっていた
7位 必要な入居条件について記載がなかった
8位 実際にはついていない設備が表示されていた
9位 入居できる時期が実際と異なっていた
10位 物件が所在する階数が実際と異なっていた
なぜ、このようなことが起きるのか。現場の人間として説明させていただきます。
すでに申し込みがはいっていて内見できない！！
ユーザーの不満第1位は、「すでに申し込みが入っていて内見できない物件だった」でした。
この件についての裏話を。
まずは、元付会社（大家さんから直接募集を頼まれている不動産会社）が掲載している場合は、申込みが入るとすぐに掲載を止めますが、どうしてもタイムラグが生じます。
この間に問い合わせをした場合は、どうしても「すでに申し込みが入っていて内見できない物件」となってしまいます。
こればっかりはどうしようもないんです・・・。
申し訳ございません。
仲介会社が掲載している場合は、これは結構多いです。
仲介会社は、良さそうな物件を自社ホームページに掲載をしたいわけです。掲載した物件にまだ募集しているのかを元付会社に1週間に1回程度確認をするわけです。
となれば、タイムラグはかなりあります。
当然、皆さんが気に入るような物件であれば、すぐに申込みが入ってしまうわけですから、「すでに申し込みが入っていて内見できない物件」となるわけです。
これは、仲介会社に文句を言ってください。
ただ、文句を言ってもどうしようもないのですが・・・。
家賃、共益費、敷金、礼金が実際と異なっていた！！
ユーザーの不満第2位、3位は、「募集情報の家賃、共益費、敷金、礼金が実際と異なっていた」でした。
この2位、3位の共通点は、金額的な数字です。これら2位、3位をまとめれば、1位の「すでに申し込みが入っていて内見できない物件だった」を抜いて1位になります。
この不満はごもっともです！
家賃、共益費は毎月の固定費ですから、これを条件に物件を探している方も多いでしょうし、最も大事な部分ではないかと思います。
私だって、不満を感じるだろうし、クレームを言うだろうし・・・。
金額的な部分は、絶対に間違えてはならない箇所ではないでしょうか（他も絶対に間違えて掲載してはいけませんが）。
この間違えが多いのは、やはり仲介会社です。
元付会社が間違えることはほぼありません（たまにありますが・・・）。
先ほども書きましたが、仲介会社は良さそうな物件を自社ホームページに掲載をしたいわけです。しかもなるべく多くの物件をホームページに掲載したいわけです。そうなれば、当然ながらミスも増えてきます。
また、元付会社は大家さんから家賃を変更して募集してほしいと直接言われるので、すぐに募集条件を変更できますが、仲介会社は元付会社に1週間に1回程度の確認となるので（全く確認しない場合もあるようで）、間違えた募集条件をそのまま掲載することになるわけです。
広告表示にミスがあってはならない！
4位以下も、結局のところは掲載する際のミスか、仲介会社の確認不足により生じるものです。
間取などは、同じ物件の別部屋が表示されていることはよく見かけます。
弊社でも、細心の注意を払っております。
こうした広告表示と実際が異なることがないかは、元付会社に問い合わせることが一番です。
ホームズで検索する場合は、「専任媒介」の不動産会社をお薦めします。
