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2023.12.22
退去時に残置物があると残置物処分費用がかかります
賃貸物件において退去立会いをすると、物が残っていることがあります。
物が残っていて、そのときに持って帰れないと、残置物としてこれを処分するための費用が敷金から引かれることになります。
これは、借主に原状回復義務があるため借主負担となるからです。
今回は、その残置物の具体的なお話です。
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「退去の時」
どんな残置物がある?
残置物として多いのは、
・物干し竿
・照明
・ガスコンロ
・温水洗浄便座
・その他小物類
あたりでしょうか。
車で来ていれば、物干し竿や照明は持ち帰れるので、持ち帰ってから粗大ゴミとして捨てた方が安く済みます。
ガスコンロは、油汚れでベタベタになっているので、そのまま車に積むととんでもないことになりかねません。大きい袋や新聞紙でもあれば包んで持ち帰ることはできるのですが。
温水洗浄便座は、その場では元に戻すことができないので、あきらめて下さい。
その他小物類でも、残っていれば処分費として数千円かかってしまいます。
さらに、退去立会い時にゴミ集積所に一般ごみで回収されない物も捨てられてあることもあります。これも持ち帰ってもらうか、持ち帰れなければ処分費がかかります。
残置物処分費は高め?
上記のようなものは、粗大ゴミとして自分で処分したほうが安く済みます。
残置物処分費は、業者が処分することになり、業者がゴミを捨てるのは有料のため、粗大ゴミで処分するよりも、3倍から4倍、もしくはそれ以上の金額がかかります。
例えば、照明なら粗大ゴミだと500円ぐらいで済むものの、業者による残置物処分は2,000円ぐらい費用がかかっていまいます。
こうした費用は、敷金から引かれてしまいますので、残置物はないほうがお得です。
最初から付いていたものか分からない
照明やエアコン、温水洗浄便座など最初から付いていた(設備)のか、自分で付けたのか分からない場合は、契約書を確認してみてください。
引っ越し時だと、契約書などは簡単に取り出せないことがよくあります。そんな時は、大家さんや不動産会社に確認するといいでしょう。
実際に、退去立会い時に「最初から付いていたのか、自分で付けたのかわからなくなってしまって・・・」という方も多いです。
先ほども書きましたが、残置物があると、費用がかかってしまいますのでもったいないです。
最初から付いていた(設備)なのか、自分で付けたのか分からないときは、確認してみてください。
退去時には、完全に物がない状態で明け渡しができるよう準備をしておきましょう。
※最初から付いていた物は持って行ったり、捨ててしまった場合、これも費用がかかかるので、注意してください。