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と、〇〇という建物の隣の方から連絡が来ました。

　「うちのコーンが少し動いていて違和感を感じたので、裏を見たら、人が寝てたんですよ。死体かと思いましたよ。注意したのですが、まだいるようです」

と。

　は！？と思いますよね。

　行ってみると、建物に囲まれ道路から見えない死角に、毛布が引いてあり、上着、帽子、靴、インスタントラーメン、携帯の充電器などなど、さらに、カップラーメンやペットボトルその他食べた後のゴミも散乱・・・、生活している形跡が・・・。

　立派な不法侵入罪です。

　すぐに警察に通報しました。

　とりあえず、人がいないことにはと言われましたが、荷物は管理者の責任で片づけていいと言われたので、全て袋に入れて、持って出ていくよう警告文を貼っておきました。

　後日、警察の方に状況を見てもらい、夜のパトロール時に気を付けてもらうということと、商店街なので防犯カメラが複数あること、防犯カメラを扱っている責任者の連絡を伝えておきました。

　数日して、ちょっとしたことはありましたが、袋はなくなり、人が出入りしているような雰囲気はなくなりました。

　しかし、まさか建物の裏に人が住み着いているとは、想像だにしていませんでした。

　隣の方が気付かなければ、どうなっていたことか・・・。

　まさかこんな所に、なんて思わず、常にあらゆる場所を確認すべきことを教えられた事件でした。