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2024.04.05
賃貸物件でエアコンに不具合があったら?
「エアコンの冷房の効きが悪くなったみたいで、冷たい風が出てこないことがあるんです」という連絡がありました。
賃貸物件では、エアコンの不具合があった場合、誰がどうするのか?
※今回は、賃貸物件のエアコンの話ですが、賃貸物件に付属している物にもあてはまります。
エアコンが設備か否か
賃貸物件の場合、エアコンが設備か否かによって、対応が異なってきます。
①契約時に契約書や重要事項説明書にエアコンが「設備」の欄に記載されていれば、貸主負担で修理もしくは交換することになります。
②エアコンが「設備」の欄に記載されていなかったり、「残置扱い」と記載されていれば、借主負担で修理もしくは交換することになります。
契約書や重要事項説明書が見当たらない場合は、不動産会社(管理会社)や大家さんに確認しましょう。
借主さんが設置したエアコンは、当然ながら、借主さん負担で修理もしくは交換してください。
ただし、借主さんに過失がなければ
エアコンが「設備」であれば、エアコンが故障した場合、貸主負担で修理もしくは交換をしますが、注意が必要です。
もし、借主に過失があれば、借主負担で修理もしくは交換ということになります。
例えば、「エアコンから水漏れがする」といった場合、原因はいくつも考えられますが、もし、エアコンのフィルターが清掃されておらず、それが原因で水漏れを起こしていれば、借主の過失となります(借主の善管注意義務違反になります)。
最低でも、エアコンのフィルター清掃などは定期的に行いましょう。
エアコンクリーニングをお勧めします
エアコンに関してですが、定期的にフィルター清掃を行うことはもちろんですが、定期的にエアコンクリーニングをお勧めします。
賃貸物件の場合、自分の物じゃないからという価値観から、エアコンクリーニングをする方はほとんどいないようです。
実は、賃貸物件の設備にあたるエアコンは、大家さんの物なので、入居者さんは自分の物より大事に扱わなければなりません(借主の善管注意義務)。
それだけではなく、エアコンはフィルター清掃だけでは限界があり、エアコンの中にはゴミ、ホコリ、カビが充満しています。
長年そのまま使うことは、燃費が悪いだけではなく、健康面を害するおそれもあります。
そのため、賃貸物件でも、エアコンのクリーニングはお薦めします。
ただし、エアコンクリーニングをやる前には、大家さんや不動産会社(管理会社)に念のため許可を取るといいでしょう。場合によっては、大家さんの指定業者に限定されることもありますので、必ず確認をとりましょう。
私個人的な話ですが、約6年使っていたエアコンを業者に頼んでクリーニングをしたのですが・・・内部はとんでもないことになってました・・・出てきたのは真っ黒な泥水でした・・・燃費も悪いし体にも悪いんだろうな・・・つくづく感じました。