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2024.04.30
オリンピック出場権獲得!が、これから残酷な選考が・・・
U23アジアカップで、日本代表が見事決勝進出!
これで、サッカー男子はパリオリンピックの出場権を獲得しました!!
アトランタ、シドニー、アテネ、北京、ロンドン、リオ、東京に続き、8回連続出場です。
いや~見事です。
万が一、出場できないこともありうるだろうと思っていました。
蓋を開けてみれば、強かった!
まだ、決勝は残っていますが。
ここまで来たら、優勝しちゃいましょう!
お隣の韓国がまさかまさか準々決勝でインドネシアに敗れるという波乱がありました。韓国は、1988年ソウルオリンピオック以来、9回連続でずーっと出続けていたそうです。凄いですよね。10回連続手前で途切れてしまって悔しいでしょう。
さてさて、パリオリンピック出場権を獲得しましたが、選手たちにとってはここからが本番です。
本番のパリオリンピックのメンバーに選ばれるための熾烈な争いが始まるわけです。
もしかしたら、選手たちにとっては、オリンピックの出場権を獲得することより残酷かもしれません。
出場権を獲得したからといって、今回のU23アジアカップのメンバーがそのままオリンピックに出場するわけではないですから。
オリンピックは登録数が18人。アジアカップは23人ですから、単純計算で5人が外されるわけです。
さらにさらに、オーバーエイジ枠(23歳以上)を3人使えるわけです。3人フルに使うとすると、さらに3人外されるわけです。
つまり、アジアカップでオリンピック出場権を見事獲得した選手たちのうち、単純計算で、8人も外されるわけです。
さらにさらにさらに、今回アジアカップに呼べなかった選手もいるわけで。
オリンピック出場を獲得したメンバーのうち、半分近くのメンバーがオリンピックに出場できないことになります。
オリンピックとなると毎回このような熾烈な選考が行われるわけです。
U23の中心メンバーだからといって、オリンピックに出場できるかどうかは分かりません。予想だにしない選手が外されることもありえます。
オーバーエイジ枠で選ばれる選手は、U23のメンバーよりも格上です。オーバーエイジ枠で選ばれた選手のポジションから必ず外れるメンバーが出てくるわけです。この外される選手が、今までの中心メンバーであることもあるわけです。
選考する監督やスタッフも残酷な決断をしなければなりません。監督としてもかなりプレッシャーのかかる仕事が待ち受けています。
私は、いまだにアテネオリンピックのメンバー発表時に、鈴木啓太さんの名前がなかったことに衝撃を覚えています。
ここまで、U23のキャプテンを務めていた選手です。まさかまさかでした。
これは、オーバーエイジ枠で小野伸二さんを選んだことに影響があったようです。
ただ、選ばれなかったとしても、サッカー人生はここで終わりではありません。これからのほうが長いです。
鈴木啓太さんは、浦和レッズの中心選手として、ずーっと活躍していました。日本代表にも選ばれていました。
他にも、オリンピックには選ばれなかったけど、そのあと活躍し続けている選手たちはたくさんいます。
パリオリンピックで男子サッカーが活躍する姿を見るのは楽しみですが、選ばれなかった選手たちが、これから活躍していく姿も楽しみです。