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2024.05.14

ダルビッシュ有投手が日米通算200勝まであと1勝!

ダルビッシュ有 日米通算200勝
 サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が、2024年5月12日(現地時間)のロサンゼルス・ドジャース戦に先発。
 母の日ということもあり、ピンクのグラブでの登板です。
 7回を2安打7奪三振無失点の快投で、日米通算199勝となりました!

 
 悲しいかな、大谷翔平選手が欠場したためか、ニュースでの取り上げ方が小さすぎです。
 きっと、200勝を達成したら、大々的に取り上げてくれるはずです。
 そう願っています。
 だって、通算200勝ってとんでもない数字ですから


なんで200勝?

 そもそも、通算200勝という数字でニュースになるのはなぜなんでしょうか。
 これは、日本のプロ野球界には名球会というものが存在し、この名球会の入会資格が、通算2000本安打以上、通算200勝以上、通算250セーブ以上という規定があるからです。
 そのため、通算200勝というのは、名選手としての一区切りとなっているようです。

現代野球では200勝が至難の業

 ただ、現代野球は、投手の分業制(先発、中継ぎ、抑え)が整備されたため、先発投手の勝利数は、昔に比べると少なくなっています。
 200勝という数字は、現代野球ではかなり難しい数字になってきています。
 20年ぐらい現役を続けたうえ、常に活躍し続けなければ達成できない数字です。

 実際、2000年以降、通算200勝を達成した投手は、たったの4人です。
 2004年 工藤公康
 2005年 野茂英雄(日米通算)
 2008年 山本昌
 2016年 黒田博樹(日米通算)

 ※2000本安打達成者は2000年以降30人ぐらいいます。
 ※現在200勝達成可能性がある投手は、田中将大投手、石川雅規投手ぐらいです。
 
 なので、通算200勝という数字はとんでもない数字なのです。

 私見ですが、おそらく名球会の入会規定が通算200勝から変更される時がくるのではと思っています。

ダルビッシュ有投手の凄さ

 日ハム在籍は、2005年~2011年の7年間です。
 7年間で通算93勝
 タイトルは、奪三振が3回(2007、2010、2011)、防御率が2回(2009、2010)、沢村賞が1回(2007年)。
 さらに、2007年~2011年の5年間は防御率が1点台
 5年連続で防御率のタイトルを獲っていてもおかしくない数字です。

 メジャーに2012年から渡って、13年目。
 現在、メジャー通算106勝。
 メジャーでのタイトルは、
 2013年 奪三振(テキサス・レンジャーズ在籍時)
 2020年 最多勝(シカゴ・カブス在籍時)

 とんでもない功績を残してきています。
 
 数字以外でも、日本の野球界発展のため、数えきれないほど貢献しています。
 まだ記憶に新しいですが、WBC優勝の立役者です。ダルビッシュ有投手が参加していなければ、優勝はなかったと思っています。
 また、自分の技術を惜しみなく発信しています。これはまさに野球界発展には大きな要因です。

 有名な話ですが、あの故野村克也氏が平成のベストナインとして、先発投手にダルビッシュ有投手を選びました。
 プロ野球OBの人たちの中でも、ダルビッシュ有投手の評価はかなり高いです。むしろ、過去ナンバーワンといった声も多いです。

 まだ、サンディエゴ・パドレスとの契約は2028年まで残っています。
 これからもまだまだ活躍する姿を見れそうです。


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