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2024.07.09

賃貸物件の「設備」と「残置」の違いについて

賃貸物件の設備と残置の違い
 賃貸物件には、「設備」と言われるものがあります。
 これは、お部屋に最初から付いているもので、入居者さんに故意過失がない限り、修理・交換等は大家さん側の費用負担になります。

 例えば、代表的なものは、給湯です。
 お湯が出なくなった、急に熱くなったり冷たくなったりするといった不具合が生じた場合、大家さん側の費用負担にて修理・交換することになります。

 この「設備」と言われるものに対して、「残置物、残置扱い(以下、残置)」というものがあります。
 これは、お部屋に最初から付いてはいるけど、大家さんは関与しないので、故障等した場合は、入居者さん自身の費用負担で修理・交換してくださいというものです。

 この「設備」と「残置」の違いは、見た目では分かりません。賃貸借契約書や重要事項説明書に「設備」として記載されているか否かです。
 つまり、最初から付いているものが全て「設備」として何か不具合があれば、大家さん側の費用負担で修理・交換するとは限りません。

 「設備」か「残置」か分からなければ、大家さんや管理会社(不動産会社)に確認してください。
 

 「設備」と「残置」では入居者さんの負担が違ってきます。
 入居後のトラブルで多いのは、エアコンと照明です。

 特に、エアコンは、物件やお部屋によって「設備」か「残置」か様々です。
 お部屋に付いている照明は、「設備」よりも「残置」のほうが多いかもしれません。
 


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