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　設備などに不具合があれば、故障個所を修理したり、機器の年数がかなり経っていれば交換したり、と対処をしていきます。

　ただ、中には、入居者さんのミス、勘違いといったことで、機器が作動したかっただけといったこともあります。

　例えば、ＬＥＤライトのスイッチを入れても電気が付かない、モニターホンが付かない。実は、元のスイッチが入っていなかった。

　キッチンからお湯が出ない。実は、入居者さんが付けた浄水器が原因だった。

　洗濯機置場の水があふれてくる。実は、洗濯機のホースがしっかりと付いていなかった。

　設備の故障の場合は、入居者さんに過失がなければ大家さんの費用負担で修理、交換します。

　しかし、上記の例のように、結果的に設備の不具合ではなく入居者さん自身のミス、勘違いで業者さんを呼んでしまった場合は、業者さんの出張料といった費用は、入居者さん負担となります。

　もったいないですよね。

　そこで、入居者さんへのお願いです。

　何か設備等調子が悪い場合は、一旦検索をかけてみてください。

　今の時代、ネットで検索をすればたいていのことは出てきます。

　機器の製品番号、型番といったものが書かれています。これを検索すれば、取扱説明書が出てきたり、こういう症状の場合はこうするといい、こういう症状は故障です、と自分自身のミス、勘違いであるのか、設備自体の不具合なのか、たいていのことは分かります。

　例えば、エアコンから水が漏れてきている。まずは、フィルターを清掃しているか、内部に埃やゴミが溜まっていないかなど確認してみてください。フィルターを清掃していないでの水漏れなら、入居者さんの過失となります。定期的にフィルター清掃をしていて、エアコンの内部もきれいな状態なら、エアコンの故障でしょう。

　無駄な費用がかからないようにするためにも、一度検索してみることをおすすめします。