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2023.06.30
換気扇を回さなかった結果、浴室がカビまみれに!!
今回は、退去立会い時に経験したお話です。
退去立会いの時、玄関を入った瞬間に、ある程度きれいに部屋を使っていたか、そうでないかが予想がつきます。
今回のこの部屋は、玄関入った瞬間はきれいそうだなと思い、部屋を見ると実際にきれいに使っていたなと・・・。
思っていた矢先、浴室をみたら・・・。
えっ・・・。
カビまみれ・・・。
なぜ浴室がカビまみれ?
どうしちゃったんですか???
ここだけこんな状態なんて・・・。
浴室の換気扇を回すと機械音が大きく、近隣に迷惑がかかると思い、換気扇を回さなかったらしいのです。
窓のないユニットバスで換気扇を回さなければ、空気循環は全くなく、すぐにカビまみれになることは目に見えています。
浴室、トイレ、洗面所など水回りは換気扇を回すことはとても大事なことです。そもそも、換気扇は24時間回しっぱなしでもいいぐらいのようです。
※参考:「通気口は開けっ放しがいいようです」
換気扇の調子が悪ければ、大家さんや管理会社に報告を
換気扇のように、部屋に付いている設備が古くなり、調子が悪くなったり、故障したりします。
こういうとき、賃貸にお住いの方は、必ず、大家さんや管理会社に報告をしてください。
借主さんには、報告義務というものがあり、報告せずに放置して被害が拡大した場合は、すべて借主さんの責任になってしまいます。
もし仮に、今回のように換気扇の調子が悪いことを報告しないままで、浴室内だけでなく、洗面所の壁にまで影響がでれば、場合によってはクロスの張替えだけではなく、クロスの下のボードまで張り替えなければならないことも考えられます。こうなると、退去時に莫大な費用がかかってしまいます。
このように、報告を怠ったために被害が拡大することがありますので、大丈夫だろうと安易に考えずに、報告することを心掛けてください。
今回の借主さんは、報告を怠ったというより、報告義務について理解していなかったようで、周りの部屋の方を気遣った結果でしたが・・・。
※参考:「借主の報告義務について」
カビは借主の過失になります
浴室の換気扇の調子が悪かったことを報告しなかった、結果、換気扇を使わず浴室がカビまみれになった。
これは、残念ながら借主の責任になります。
そもそもカビは借主の責任です。
通気口を開けて換気扇を回し空気の循環をよくしたり、結露などをこまめに拭き取ったり、普段の生活からカビ予防を行うようにしてください。
建物の構造上どれだけカビ対策をしてもカビが生えてしまう部屋や、雨漏りがしているが大家さんが直してくれず部屋にカビが生えたといった場合は、借主の責任とはいえないと思いますが。
※参考:「借主の原状回復義務について」
まとめ
今回の話には、借主さんにとって大事なことが3点あります。
・換気扇は24時間回しっぱなしでも構わない。
・カビの発生は借主責任になります。
・借主には報告義務があります。報告を怠って被害が拡大するとすべて借主責任となります。
これらのことは知っておいて損はないので、是非参考にしてみてください。