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2024.10.25
賃貸住宅で車のタイヤを保管することについて
冬前にスタッドレスタイヤに履き替える、春になって普通のタイヤに履き替えるなど、車のタイヤを季節で履き替える方は多いかと思います。
問題は、その履き替えたタイヤをどこで保管するのか。
今回は、賃貸住宅での車のタイヤを保管することについてです。
賃貸住宅の共用部分に無断で置くことは禁止です
賃貸住宅では、契約上共用部分に無断で物を置くことが禁じられていることが多いです。
つまり、大家さんの許可があればタイヤを置くことができます。
これが、自分が止めるスペースだからといって駐車場にタイヤを積んであったり、もっと酷いのは共用廊下にタイヤ積まれていたり、こうしたことが無断でしていれば契約違反ということになります。
共用部分に無断で物を置くことは、契約の解約事由の一つでもあるので注意してください。
まずは、大家さんにどこどこにタイヤを置いておいても大丈夫かという確認、許可を必ずとってください。許可を得られなければ、当然タイヤを置くことができません。
※駐車場は車を置くためのスペースですので、車以外の物を無断で置くことも原則禁止されています。
ベランダやバルコニーで保管するときも必ず許可をとるように
では、ベランダ等にタイヤを保管することはどうでしょうか。
ベランダやバルコニーは場合によっては、消防法上避難経路として、物が置けないことがあります。まずは確認するようにしてください。
また、ベランダやバルコニーにタイヤを保管することによって、タイヤのゴム跡がびっしりと付着することがあります。
これは、退去時に原状回復義務が発生することになります。このゴム跡はまずは取れません。とすれば、ベランダやバルコニーの補修工事をしなければならず、かなりの高額な費用がかかります。
なので、ベランダやバルコニーにタイヤを保管することを許可されたとしても、置くときにはタイヤ跡が付かないように気を付けることが大事です。
部屋の中にタイヤを保管するのは・・・
共用部分もベランダやバルコニーも許可がもらえなければどうすればいいのか。
部屋の中に保管するしかありません。
が、部屋の中でタイヤを保管することもお薦めできません。
ベランダやバルコニーと同様に、タイヤを置くと床にタイヤ跡が残ることが多いです。以前、自転車を部屋に置いていたという方がいたのですが、やはり床にタイヤ跡が残ってしまいました。当然原状回復義務として床の補修もしくは貼替費用がかかることになります。
もし仮に、部屋にタイヤを保管する場合には、タイヤ跡が残らないよう、かなり気を遣ってタイヤを置くように心掛けてください。
賃貸住宅でタイヤ保管は不向き
以上から、賃貸住宅でのタイヤを保管することは、あまりお薦めできることではありませんし、むしろ賃貸住宅ではタイヤの保管をしない方がいいと思います。
貸倉庫や貸コンテナのような場所を借りたり、ディーラーに預かってもらったりして、タイヤを保管することをお薦めします。オートバックスさんのようなカー用品店でもタイヤを預かってもらえるようです。
これらもタダではないので、費用の問題があるかと思いますが、無理やり賃貸住宅でタイヤを保管することによって、契約違反になったり、タイヤ跡を付けて後々高額な原状回復費用を請求されるよりはいいかと思います。
賃貸住宅にお住まいの方は、車のタイヤの保管は他の場所を借りることをお薦めします。