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2025.06.24
2026ワールドカップアジア予選はまだまだ続く

ワールドカップアジア最終予選が終了し、日本代表は余裕の1位通過で、ワールドカップ出場を決めました。
実はですね、
「アジア最終予選」というのは正確な表記でなく、
アジア予選はまだまだ続くのです。
アジア最終予選ではなく「アジア3次予選」
日本代表がワールドカップを決めた「アジア最終予選」と言われているのは、正式には「アジア3次予選」であって、この後、「4次予選」、「5次予選」そしてさらには大陸間プレーオフがあります。
出場を決めた国以外は、まだまだこれから熾烈な戦いが始まるわけです。
2026年ワールドカップから本大会出場国が32か国から48か国へ増えたため、アジア地区からは8枠(大陸間プレーオフを含めると最大9枠)になりました。
日本代表がワールドカップを決めた「アジア3次予選」では6枠が確定しました。
<出場確定国>
イラン(A組1位、18)
ウズベキスタン(A組2位、57)
韓国(B組1位、23)
ヨルダン(B組2位、62)
日本(C組1位、15)
オーストラリア(C組2位、26)
※国名の後ろは3次予選順位と
6月11日時点での世界ランキング
※ウズベキスタンとヨルダンは初出場
アジア4次予選
つまり、これから残り2枠をめぐって「アジア4次予選」が始まるわけです。
ある意味、この「アジア4次予選」が「アジア最終予選」ではないでしょうか。
<4次予選出場国>
UAE(A組3位、65)
カタール(A組4位、55)
イラク(B組3位、59)
オマーン(B組4位、77)
サウジアラビア(C組3位、58)
インドネシア(C組4位、123)
※国名の後ろは3次予選順位と
6月11日時点での世界ランキング
これらの国が2つのグループ(3か国ずつ)に分かれてリーグ戦を行うわけです。
で、各グループの1位がワールドカップ出場となるわけです。
※抽選が7月17日
10月8日、11日、14日に試合
あくまでも個人的にですが、インドネシアに頑張ってほしいですね。
インドネシアは、3次予選では、サウジアラビアに1勝1分、オーストラリアからもホームで引き分けたり、急激に力をつけています。
世界ランキングが3ケタの国がワールドカップ出場なんて夢物語でいいじゃないですか。もし出場できるとしたら、今後、世界中に勇気を与えますよ。
ただ、4次予選で決まらなければ、この後はほぼ無理だと思います・・・。
アジア5次予選から大陸間プレーオフ
で、まだあります。
この各グループの2位が、「アジア5次予選」を行うわけです。「5次予選」は大陸間プレーオフに出場するためのホーム&アウェーです。言い方は悪いですけど、ある意味オマケですね。
無事勝てば、大陸間プレーオフに出場し、アジア1枠、アフリカ1枠、オセアニア1枠、南米1枠、北中米2枠の6か国で最後の2枠を争います。
おそらく、この大陸間プレーオフを勝ち抜くのは至難の業なので、4次予選出場国としては何とか4次予選で決めたいでしょう。
予選は国同士の対決
このようなアジア予選のシステムを見ると、万が一「アジア3次予選」で3位以下だったら、ゾッとしませんか。
予選は終わりが近づけば近づくほど、必死さが強くなっていきます。
3次予選の時点ですでに4次予選を見据えていた国もあると思います。日本、韓国、イランといったアジアのトップレベルの国には勝てないけど、中堅クラスなら何とかなるかもしれないということで。
こうした国は4次予選では目の色を変えて挑んでくるはずです。
これからの戦いは、本当の意味で国同士の戦いとなることでしょう。
知らない国の知らない選手たちではありますが、もしリアルタイムで見ることができるのであれば、見てみると面白いですよ。
サッカー自体のレベルは下がるでしょうけど、必死さが画面からも伝わってくるでしょうから。
