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2025.11.07
山本由伸投手の凄さは比較すれば分かります
いやぁ~、まさに死闘でしたね。
2025年のMLBワールドシリーズ。
正直、第7戦を見てて、もうダメだと何度思ったことか・・・。
今回のドジャース連覇では、日本人トリオが大活躍!
大谷翔平選手、山本由伸投手、佐々木朗希投手が。
山本由伸投手はワールドシリーズ3勝というとんでもないことをやって、文句なしのワールドシリーズMVP(松井秀喜さん以来日本人2人目)。
で、ですよ、日本の報道でですよ、
「日本人の評価が上がる」みたいなことがあったんですよ。
確かに、日本人に対するリスペクトはあがるでしょう。
でもね、これで日本人って凄いんだってことにはならないような・・・。
日本人が凄いんではなくて、大谷翔平選手と山本由伸投手がスーパーなだけなんですよ。
この2人は、過去のMLBに挑戦した日本人の中でも、最も優れた選手なんです。
大谷翔平選手はご存じの通り別格です。
で、思った以上に山本由伸がオリックス時代どんだけ凄かったかを知らない人が多いんです。
山本由伸投手も過去の日本人投手の中でも、過去最高の投手なんですよ。
※数字等データが間違っている場合はご了承ください。
NPB時代の山本由伸投手
NPB時代(オリックス時代)に山本由伸投手がどれだけ凄かったのかはこちらをご覧ください。
とにもかくにも、とんでもなかったのです。
これまで、NPBのエース級と言われた投手たちが、どれだけMLBに挑戦して、どれだけ成功してきたか。
で、ここからは、NPB時代にスーパーエースであり、MLBでも活躍した松坂大輔投手、田中将大投手、ダルビッシュ有投手たちのNPB時代と比較して見てみます。
NPB時代のスーパーエース達との比較(データから)
ここでは、防御率、WHIP、奪三振率を比較してみます。
本当は、QS率とか細かいところまで比較したかったのですが、データがあつめられませんでした・・・泣
※防御率
1試合(9イニング)あたり平均して何点の自責点を許すか
※WHIP
投球回あたりの与四球・被安打数の合計
※奪三振率
1試合(9イニング)あたりでいくつ三振を奪ったか
※防御率とWHIPは数字が小さい方が優秀
◎松坂大輔(西武8年)
防御率2.94 WHIP1.14 奪三振率8.69
◎田中将大投手(楽天7年)
防御率2.30 WHIP1.11 奪三振率8.47
◎ダルビッシュ有投手(日ハム7年)
防御率1.99 WHIP0.98 奪三振率8.87
◎山本由伸投手(オリックス7年)
防御率1.81 WHIP0.94 奪三振率9.25
これらを比較すれば一目瞭然でしょう。近年のスーパーエース級の投手と比較して見てもダントツです。
NPB時代のスーパーエース達との比較(タイトルから)
NPBの先発投手には、最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率の4つ(投手四冠)のタイトルがあります。
また、先発投手に与えられる最高の栄誉として沢村賞(MLBのサイ・ヤング賞みたいなもの)があります。
◎松坂大輔投手
最多勝利3回 最優秀防御率2回 最多奪三振4回
最高勝率0回 沢村賞1回
◎田中将大投手
最多勝利2回 最優秀防御率2回 最多奪三振1回
最高勝率2回 沢村賞2回
◎ダイルビッシュ有投手
最多勝利0回 最優秀防御率2回 最多奪三振3回
最高勝率1回 沢村賞1回
◎山本由伸投手
最多勝利3回 最優秀防御率4回 最多奪三振4回
最高勝率3回 沢村賞3回
これらを比較すれば一目瞭然でしょう。近年のスーパーエース級の投手と比較して見てもダントツです。
日本人投手のレベルが上がったのではなく、山本由伸投手が別格だったということをご理解いただけたでしょうか。
山本由伸投手にはこのぐらい活躍してもらわなければならないのです。もし、山本由伸投手がこのぐらい活躍してくれなければ、日本の投手たちはMLBで活躍するのは難しいということになってしまいます。
今後MLBに挑戦する日本人選手たちに過度な期待は禁物です。
とはいえ、期待したいですけどね。










