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2025.12.16
賃貸物件でのカビは要注意!
賃貸物件での退去立会い時に、よく「カビ」を見かけます。
国交省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、カビに関しては借主責任となっています。
これは、建物の構造やその他要因は関係なく、借主の善管注意義務違反ということなのでしょう。
確かに、カビが発生しやすい部屋、場所はあります。
しかし、私の経験上、カビが発生しやすいであろう同じ部屋なのに、借主さんによって退去時のカビ状況が違うことは多々あります。
つまり私が思うに、借主さんの使い方、掃除、換気の仕方で違いが生じるので、借主の善管注意義務違反となるのでしょう。
賃貸住宅でカビが発生すると
カビが発生していれば借主責任なので、退去時にそれなりに費用がかかることになります。
通常クリーニングではなく、特殊クリーニングが必要となります。
さらには、壁クロスの交換も必要になります(経過年数は考慮されます)。
この2つは最低限必要となるものです。
カビの繁殖は、壁の表面だけではありません。放置して拡大すれば壁のボードまで繁殖します。
ボードにカビが繁殖すると、ボード交換が必要となります(経過年数はありません)。つまり、退去時の費用は高額になってしまいます。
壁以外(窓周辺、網戸など)でカビが繁殖すると、特殊清掃でカビが取れないとなればその物を交換する必要がでてきます。
おそらく借主さんにとっては想像以上の負担となるでしょう。
カビ対策は必須
カビの発生は、湿度、温度、汚れが三大要因と言われています。
つまり、カビが発生しやすい場所は、日当たりの悪い部屋、北側の部屋、そして結露が発生する窓枠、網戸、湿気の多い洗面所、浴室などです。
カビを発生させないコツは、掃除、換気です。
普段掃除ができない箇所、家具類と壁の間はほこりが溜まりやすいので要注意です。
換気については、空気が流れる状況を作ることが大事です。ただ窓を開けておくだけでなく、空気が循環するよう工夫するといいでしょう。
換気だ大事と分かっていても、換気の仕方がよく分かっていない人が多いようなので、詳しくはこちらをご覧ください。
掃除、換気で状況はかなり変わってきますので、是非実行してみてください。










