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2024.08.17
賃貸住宅における浴室とトイレの換気扇について
自分の家の浴室やトイレの換気扇がどうなっているかご存じですか?
一般的には、浴室には浴室の換気扇、トイレにはトイレの換気扇と別々に付いていますが、古い建物の場合、特に賃貸物件の古い建物は、こうではないことも多々あります。
賃貸住宅にお住いの方は、特に自分の部屋がどのような換気扇が付いているのか、しっかりと把握し、正しい使い方をするようにしましょう。
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古い物件にはそもそも換気扇がない場合が
築年数が経っている古い物件には、そもそも浴室とトイレに換気扇がない場合があります。
古い物件で浴室やトイレに窓があると、換気扇がないことがほとんどです。昔は換気扇という概念があまりなく、窓を開けて換気をしていました。
内見をする場合に、浴室やトイレに窓があったら換気扇はないということを確認をしてください。
基本的には浴室とトイレにはそれぞれ換気扇が付いている
たいていの物件は、基本的には浴室とトイレには別々の換気扇が付いています。
浴室の換気扇のスイッチを入れれば、浴室の換気扇のみ作動し、トイレの換気扇のスイッチを入れれば、トイレの換気扇のみ作動するというように、それぞれに独立して換気扇が付いています。
いたって普通の換気扇のパターンです。普段通りに使っていて問題ないかと思います。ただし、なるべくなら浴室の換気扇は回しっ放しをお薦めします。
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換気扇のスイッチですが、止めてもすぐに止まらないことがあるかもしれません。
これは故障や劣化ではなく、初めからスイッチをオフにしても換気扇がすぐに止まらないように設計されている場合もあります。
浴室とトイレの換気扇が連動していることも
築30年前後の物件に多いのですが、浴室とトイレの換気扇が連動していることがあります(連動型といいます)。
これは、浴室とトイレにそれぞれ換気扇が付いているのではなく、1個の換気扇しかないのです。
つまり、お風呂に入っているときに、誰かがトイレから出て換気扇のスイッチをオフにするとお風呂の換気が作動していないことになります。また、トイレの最中に、お風呂から誰がが出て換気扇のスイッチをオフにするとトイレの換気扇が作動していないことになります。
この連動型の換気扇の場合は、使い方を間違えるとあっという間にカビが発生するので注意が必要です。
換気扇が連動型の場合の注意点
連動型の換気扇の場合は、スイッチをオフにすると浴室もトイレも同時に換気扇が止まることになります。連動型の場合は浴室とトイレの排気管がつながっているため、お風呂に入った後、すぐに換気扇を止めてしまうと、お風呂の湿気がトイレへと流れていくことになります。つまり、トイレがカビやすくなるのです。
実は、私も経験しました。
トイレがやけにカビやすいなと。換気扇を回しっ放しだと電気代がもったいないというケチ根性から、換気扇をよく止めていたことが原因でした。
お風呂は常に湿気があります。換気扇を止めればこの湿気はトイレに流れていくのが必然です。つまり、換気扇が連動型の場合は、基本的には換気扇を回しっ放しにした方がいいということです。
換気扇が連動型の場合の使い方は、換気扇を止めずに、強弱で調整することをお薦めします。
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