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2026.09.09
木造「マンション」の遮音性について思うこと
ここ数年、木造「マンション」という共同住宅が少しづつですが増えてきているように思えます。
賃貸物件では、明らかに「アパート」より「マンション」のほうが人気です。
なので、木造でも「アパート」ではなく「マンション」と表記できるのは、大家さんにとってはありがたいことです。
ただ、木造マンションという表記ではありますが、一般の方々が思っているような鉄筋コンクリート造のようなマンションではないのです。
「マンション」という意識で入居してきたせいか、生活音に対するクレームが多いようです。
そこで、木造マンションの遮音性についてお話しいたします。
※個人による感想です。ご了承ください。
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「マンション」と「アパート」の違い
まずは、「マンション」と「アパート」の違いですが、もともと「マンション」と「アパート」の定義は法的にはありません。表記の違いは構造と階数で分けられています。
マンションは、主に鉄筋コンクリート造(RC造)、重量鉄骨造で3階建て以上。
アパートは、軽量鉄骨造、木造で2階建て。
このように分類すれば、木造より鉄筋コンクリート造、つまりはアパートよりマンションの方が遮音性に優れているだろうと思うのは当然です。
木造マンションの定義と遮音性
「木造マンション」という表記ができるようになったのは、ここ最近です。
そして、木造マンションという表記ができる条件は、主に3つで、共同住宅、3階建て以上、住宅性能評価(劣化対策等級3、耐震等級3、耐火等級4)です。
上記のように「木造マンション」という表記の条件には、遮音性という条件はありません。
一般の方は、「木造マンション」という表記の条件までは知るはずもなく、「マンション」という言葉だけで普通の木造より遮音性は優れているだろうと思われているようです。
とすれば、当然のように「マンション」だから遮音性が優れているだろうという意識で入居しているので、想像以上に生活音がうるさく感じるのではないでしょうか。
遮音性の問題
一般的には、アパートよりもマンションの方が遮音性が高いと認識されています。この認識はほぼ間違いないでしょう。
ただ、「ほぼ」としたのは、建物によってかなりの個差があるからです。
マンションだからといって遮音性がしっかりとしているかというとそうでもない場合もあります。
例えば、鉄筋コンクリート造と表記されていたのに隣の声が壁越しによく聞こえるということはありえます。
これは、鉄筋コンクリート造だからといって必ずしも隣同士の壁がコンクリートとは限らないからです。アパート同様に部屋がボードで仕切られている場合もあるのです。
つまりは、建築の問題であり、構造だけの問題ではありません。
最近の木造でも、費用をかければかなり遮音性はしっかり保てます。
大手ハウスメーカーさんの木造マンションを見学させていただきましたが、最新技術を駆使しているせいか、遮音性もかなり優れていました。
遮音性については自ら確認
マンションという認識で入居したら、思った以上に上階や隣の部屋の生活音がするということになります。
特に、「木造マンション」はあくまでも木造です。住宅性能評価が良いから「マンション」表記になっているのです。
先ほども書きましたが、マンション表記だからといって鉄筋コンクリート造のように遮音性に優れているものではありません。
遮音性については、内見時に自ら確認し、またどのような壁や床なのかを確認する必要があります。
共同住宅ですので生活音は必ずします。どこまで許容範囲かは個人差がありますので、遮音性についてはご自身での確認が必要です。
我々不動産業界も、入居してからのクレームを未然に防ぐため、また、気持ちよく生活していただくためにも、木造マンションを案内する際に、「木造マンション」とはどういうものかをしっかりと説明していかなければならないのではないでしょうか。










