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2023.09.05
リフォームしたピカピカのきれいな部屋で大丈夫ですか?
お部屋探しをする際に、新築、築浅物件を条件にしている人は意外と多いです。新築、築浅ではないにしろ、せめてリフォームされたピカピカのきれいなお部屋を希望している人も多いです。誰でもきれいなお部屋に住みたいのは当然です。
果たして、リフォームされたピカピカのきれいなお部屋で本当に大丈夫ですか?
あくまでも賃貸です。後々、返さなければなりません。返すときには原状回復義務があります。
今回は、人によってはリフォームされたピカピカのきれいなお部屋は避けたほうがいいかもしれませんよ、というお話です。
リフォーム後の経過年数によって違いが
賃貸物件はいずれ解約して大家さんに戻さなければなりません。その際には、借主さんには、原状回復義務というものがあります。
※原状回復義務など退去時についてはこちらを参照してください。
リフォームせずに入居した場合とリフォームして入居した場合だと、退去時の借主の故意過失があった場合、費用が変わってくることがあります。
入居した年数や故意過失による損耗等の箇所にもよりますが、同じ損耗等でもリフォームせずに入居した場合のほうがリフォームして入居した場合より、費用が安くなることがあります。
例)入居して3年で退去。壁のクロスに傷をつけた。
・リフォーム後に入居している場合
壁クロスの貼替費用を50%負担することになります。
・リフォームせずに入居している場合
壁クロスの貼替費用負担は、クロスの貼替時からの年数で割合を計算します。
6年以上経過していれば、基本は経年劣化扱いとなります。
入居理由、自分の性格で
リフォームされたきれいなお部屋がいいのは当然ですが、入居理由や入居者さん自身の性格などを考慮して、リフォームされたきれいなお部屋を選ぶべきか考えたほうがいいです。
まず、新婚さん、結婚前のカップルさんなら、当然リフォームされたきれいながいいでしょう。これから新生活をスタートしていくのだから、きれいなお部屋を望むの当然です。
また、きれい好きな人、普段からこまめに掃除をする人なら、リフォームされたきれいなお部屋でもいいでしょう。
もし、あまり掃除をしない人、掃除をするのが苦手だという人、多少ほこりや髪の毛が落ちていても気にならないという人、きれいなお部屋を維持する自信がない人は、リフォームされたきれいなお部屋は避けた方がいいと思います。後々痛い目にあうかもしれません。
実は、私は後者のタイプの人間なので、リフォームされたきれいなお部屋に住むと大変なことになりそうだなと思っております(苦笑。
賃貸物件はいずれ返すもの
リフォームされたきれいなお部屋に住みたい!という気持ちは分かりますが、何が何でもリフォームされたきれいなお部屋ではなく、入居理由やご自身の性格などを考えたうえで、選択することをお薦めします。
賃貸物件はいずれ返さなければならないのですから。