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2023.07.14

入居時の傷や汚れなどは写真に!

入居前の確認
「入居時に写真は撮っておいた方がいいですか?」という質問がありました。

 弊社では、入居前に現況確認書というものをお渡ししています。これは、最初からここに傷があった、ここは汚れていた、ここに染みがあったなど、退去時に参考にするものです。
 まずは、弊社でチェックをし、そのチェックした現況確認書を入居者さんにお渡しします。チェックした事項(時にはチェックした事項以外も)は全て写真で保存してあります。
 そして、入居者さんには、入居時に弊社でチェックした箇所以外に気になる箇所があれば追加記入してもらうというシステムです。



傷や汚れの箇所をチェックするだけでなく写真も

 弊社では、入居前にお部屋の傷や汚れなどのチェックをして現況確認書に書き込むと同時に、写真も保存しています。

 このような現況確認書というものは、名前は違えどどの不動産会社でもやっているかと思います。たまにやっていないところもあるようですが。

 この現況確認書は退去時に参考にするものです。用紙をもらって気になる箇所があったら記入して送ってください、という場合でも必ずチェックして記入するようにしてください。
 そのうえで、入居者さんは、必ず入居時に傷や汚れなどをチェックして、気になる箇所は写真で保存することをお薦めします。
入居前の確認 チェック

写真がないと不利な状況になるかも

 仮に、初めから傷や汚れがあったとしても、入居時のチェックする用紙に記入がない、写真もないとなると証拠がないため、管理会社(不動産会社)や大家さんからすれば、入居者さんが故意過失により傷や汚れを作ったのではということになります。
 入居者さんにとってはとても不利な状況です。
 退去時の精算で一番揉めるところです。

 こうしたことを防ぐためにも、入居時に傷や汚れなどをチェックして、写真で保存することをお薦めします。
 さらに、この写真と傷や汚れの箇所を管理会社(不動産会社)や大家さんに入居からなるべく早い時期(契約開始日から1週間以内)に知らせておくといいでしょう。

入居前の確認 写真

傷や汚れの写真の撮り方、多い箇所などなど

 写真の撮り方ですが、傷の箇所が分かるようにアップで撮ると、あとでどこだかわからなくなることがあるので、写真に名前を付けるか、傷の箇所を遠目とアップのセットで撮るといいでしょう。

 傷や汚れの箇所として多いのは、木部(窓枠、柱、敷居など)、収納の底板です。小さい傷から、明らかに削れてしまっている傷など、傷が最も多い箇所です。

 あとは、水回りです。水垢が残っているとか、鏡に白化があるとか、キッチンのシンクに凹み傷があるとか、こうしたものも多いです。

 また、古い物件の場合、細かい傷がたくさんあります。全て写真で撮ろうとするときりがなくなります。それでも、気になる方は写真で保存しておいてください。
 弊社では、小さい傷等は通常損耗や経年劣化扱いで写真に保存しないこともあります。入居前チェックの時点で、このぐらいの小さい傷等は退去時に入居者さんの故意過失として扱うつもりはないからです。

 新築、築浅、リフォーム後のきれいなお部屋の場合、傷や汚れは後々目立ちます。なので、小さい傷や汚れでも入居時にあれば写真で保存しておいたほうがいいかと思います。


入居前の傷 汚損 確認 写真

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