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2023.08.08

本当に老舗の不動産屋ですか?何年営業しているかの見分け方

本当に老舗の不動産屋ですか
 気付いていない方も多いかと思いますが、不動産屋って結構多いんです。なんならコンビニより多いんです
 コンビニより多いってのは私自身も結構びっくりしました。

 街の不動産屋は、謳い文句に「老舗」とか「地域密着」とかという単語をよく使っています。
 ちなみに、弊社も使っております(苦笑

 そんな中、先日質問がありました。
「老舗って言っているけど、本当に老舗の不動産屋ですか?見分け方ってありますか?


宅建業者の免許番号にあるカッコ内の数字に注目!

「老舗って言っているけど、本当に老舗の不動産屋ですか?見分け方ってありますか?

 あるんです!

 実は、不動産会社(正確にいえば宅建業者なんですが)の免許番号におおよその営業年数が隠されています
 この宅建業者に与えられる免許番号は、必ず店頭のどこかに掲示されていますし、何ならホームページの会社概要にも掲示されているので、誰でも見ることができます。

 例えば、弊社の宅建業者の免許番号は、神奈川県知事(16)第2784号
となっていますが、カッコ内の数字が宅建業の免許を何回更新しているかという数字です。つまり、カッコ内の数字が大ききれば大きいほど営業年数が長いということになります。
 宅建業者は5年ごとに更新をするので(1995年までは3年ごとに更新でした)、5年ごとに1が足されていくわけです。

 例えば、
 神奈川県知事()第〇〇〇〇〇号
 これは、宅建業を営み始めて5年以内ということになります。
 神奈川県知事()第〇〇〇〇〇号
 これは、宅建業を営み始めて2回更新しているので、10年以上営業しているということになります。

 実は、この更新回数は宅建業者にとっては大事な数字で、会社の信用・信頼度の数字ともいわれています。例えば、この更新回数がまだ1回だからという理由で銀行からお金が借りられないという話もちらほら。数字が大きいほど銀行も安心してお金を貸せるという話も。
宅建業者の免許番号で更新回数が分かる

国土交通大臣の場合はカッコ内の数字だけでは分からない

 ただ、国土交通大臣(〇)第△△△△△号 となると、話が変わってきます。
 2つ以上の都道府県に事務所を設置するときに、国土交通大臣から免許を受けることとなり、カッコ内の数字が1からスタートすることになります。

 例えば、今まで神奈川県だけで営業していた不動産会社が、東京都に支店を出すときに、国土交通大臣から免許を受けることになり、しかもカッコ内の数字が1からスタートすることになるのです。
 大手企業はほとんどが国土交通大臣から免許を受けています。

 つまり、国土交通大臣(1)第△△△△△号 のカッコ内の数字が1だからといって、新規事業者というわけではありません。カッコ内の数字だけでは老舗かどうかは分からないということです。

 まあ、そもそも2つ以上の都道府県に支店を作るような不動産会社が、老舗だとか、地域密着だとか、こうした単語を謳い文句にはしないですよね(笑

大手は国土交通大臣から免許を

更新回数に恥じないように

 いかがでしたでしょうか。
 免許番号で営業年数がおおよそ分かりますので、老舗かどうかはすぐにわかります。

 ちなみに、弊社は1967年創業です。免許制度は1963年からのなので、自分で言うのもなんなんですが、かなりの老舗です。
 免許番号は 神奈川県知事(16)第2784号 です。
 この16という数字は、2022年に15回目の更新をしましたということです。宅建業者の中では、信用・信頼度はかなり高いものとなります。

 ただただ営業年数が長いだけでしょ!

 という声も聞こえてきそうです(苦笑

 そう言われないように、免許番号の更新回数に恥じないよう、社会的な信用・信頼度だけではなく、物件を探しに来たお客様、弊社に任せていただいている大家さん、弊社に関わりのある様々な方々、業者様、皆様からのさらなる信用・信頼をしていただけるよう、今以上に精進していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

今後ともよろしくお願いいたします

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